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風邪症状

風邪症状

風邪と言うのは、中医学では、「ふうじゃ」と呼ばれ、風の邪気が体内に侵入することにより様々症状を呈するとしていますが、近代医学では具体的には、上気道炎の症状を総称しています。
鼻、咽頭、喉頭から肺に至るまでは吸気呼気の気道となっており、左右に分岐する気管支より上方を上気道、下方を下気道と呼んでいます。
下気道の気管支や肺に炎症が起こると気管支炎、肺炎となります。上気道で炎症が起こると、鼻炎、咽頭炎、喉頭炎となり、これらを総称して上気道炎と呼んでいますが、これが一般的な風邪症状ということになります。
上気道炎のほとんどはウイルスが原因とされていますが、下方に移行するに従い、細菌感染症が増え重症度も増すと言えます。
このため、上気道炎ではウイルスに対する治療、下気道の炎症では細菌に対する抗生剤などの治療が必要となりますが、ウイルスに対しては、ヘルペスウイルスなど一部を除いて有効な治療薬が存在していません。以前は、風邪で抗生剤を無暗に処方していたことが批判され、最近では抗生剤を処方しないのが主流となってきています。
代わりに、市販の風邪薬と同じような成分を含むPLなどの総合感冒剤がよく処方されています。
ところが、市販の風邪薬やPLなどには、咳、くしゃみ、鼻水などを抑える作用のある抗ヒスタミン剤が含まれていますが、これが大きな問題を起こしています。
というのは、咳、くしゃみ、鼻水はウイルスなどを排出しようとしている防衛機制が働いており、これを薬剤で抑えると、二次的に細菌感染症を惹起させることがあり、抗ヒスタミン剤のもつ強力な眠気、倦怠感なども加わり症状の増悪をもたらすことも無視できません。
また、風邪症状をもたらすウイルスは季節ごとに異なり何十種類とあり、引き起こす症状も様々です。
例えば、冬季のウイルスは高熱を伴った感冒症状をもたらしますが、夏季では微熱、関節痛、腰痛、倦怠感或いは下痢、嘔吐などの消化器症状でウイルス性の風邪とは気づかれないこともあります。
中には、倦怠感からうつ病と間違われている症例もあります。
このため、風邪症状では、季節に応じた原因ウイルスを見極め、冬季であれば低温乾燥で増悪するため、住環境や身体の保温や脱水予防に配慮して、漢方薬や消炎鎮痛解熱剤を適宜組み合わせて治療することが必要となります。
なお、風邪に対して、抗生剤投与を一概に否定するのも問題で、扁桃腺炎や気管支炎、肺炎疑いの症例では、躊躇せずに感受性のある抗生剤投与が必要となります。
一般的に、悪寒を伴う体温38.5度以上の発熱、関節痛、食欲不振などの症状があり、血液検査で、CRP、白血球(とりわけ好中球)などの炎症反応上昇があれば、抗生剤投与の適用と言えます。
また、気道感染症では、マイコプラズマやある種の原虫などの微生物感染や難治性のアレルギーが関与していると、マクロライド系抗生剤やミノマイシンが特異的に著効するため、これらの薬剤投与も考慮に入れる必要があります。

便秘

便秘

多くの緩下剤が刺激性のため、連用することにより症状の悪化が認められます。
便秘と言えば、弛緩性と痙攣性とに大別されますが、慢性便秘のほとんどがコロコロとした兎糞状の便を呈する痙攣性便秘と言えます。痙攣性便秘は便意を催しても我慢していたり、暴飲暴食や不規則な食事をしていた場合に起こりやすく、刺激性の緩下剤を使うと下痢に近い水様便や腹痛を呈することがあり連用によりかえって症状を悪化させることがあるため要注意と言えます。
このため、痙攣性便秘では、食生活の改善とともに刺激性の緩下剤ではなく腸管を膨張させる作用のある穏やかな緩下剤を用いることがが有効となります。
当クリニックでは、漢方薬をはじめ膨張性の緩下剤を中心に治療して頑固な便秘に対しても極めて良好な成績を上げています。

逆流性食道炎

逆流性食道炎

この疾患の多くは、横隔膜ヘルニア、食道裂肛ヘルニアなどによることが多く、胃酸抑制剤が投与されています。
ところが、胃酸は食べ物の消化吸収を助け殺菌作用もあるため、胃酸抑制薬を長期にわたり多用することは弊害が大きいと言えます。また、年齢と共に胃酸分泌量が低下するため、高齢者にH2ブロッカーやPPIなどの強力な胃酸抑制剤を漠然と投与することは好ましくありません。
高齢者の場合、前屈になって食事をすることが多く、心窩部がテーブルの角にあたることも多く、症状が悪化していることが多いと思われます。
このため、食事の時の姿勢に注意をして、ゆっくりとよく噛んで少しずつ食べ、食後は横にならない、右側臥位で休むことなどが有効と言えます。また、脂っこい食事を避けることも治療上必要となります。
薬剤は胃酸抑制剤より、六君子湯などの漢方薬を主に投与しています。

漢方外来

漢方外来

漢方医学とは、2000年以上の歴史がある中医学の中で主に前漢から後漢の時代に確立した医学書をもとに、腹診を充実させるなど我が国独自の改良を加えた医学と言えます。
漢方などの医学は東洋医学と概括されて、西洋医学と対比されることが多いですが、どの地域で厳格に区分できるかと言う基準が存在しないため、漫然と区分するのは問題があると思われます。
例えば、西洋医学は最新科学の発展の恩恵を受けていると言えますが臓器別の医療に特化して疾患全体を見ない、病人として捉えない、諦めがよすぎるなどと言うイメージを抱かれることがあります。
一方で、東洋医学は、あらゆる手段を駆使して疾患に取り組むと言うイメージがありますが、医療従事者からは、現実から乖離した治療が多いという批判があります。
ところが、西洋医学であっても、2000年以上の伝統があり、科学の恩恵にあずからない時代には、東洋医学と同じようにあらゆる手段を駆使して解決に挑もうとする試行錯誤が繰り返されてきています。
実際、強心剤のジギタリスなどは楓やつでの抽出成分なので、まさに漢方薬の生薬そのものと言えます。また、東洋医学と言っても東洋と言われる地域の医療機関が西洋医学と言われる科学の恩恵を受けた治療を無視しているわけではありません。
と言うわけで、西洋医学、東洋医学と地域で区分して、互いを批判しあうのは弊害が大きいと思われます。
むしろ、20世紀になってから目覚ましい発展を遂げている科学技術の恩恵を受けている近代医学とそれ以前の多くの症例から帰納的に確立された伝統医学と言う捉え方が好ましいと思われます。
また、漢方医療では、本来、患者さんを実証、虚証、陽証、陰証などの症を判断して、それに応じた治療を施すといういわゆる随証治療が本来のあるべき姿と言えます。
ところが、現実には、風邪症状には葛根湯、こむら返りには芍薬甘草湯、便秘には大黄甘草湯などと言った症状に対して処方するという本来の漢方治療から逸脱した治療が主流となっています。
これは、ツムラ製薬などの出すエキス製剤に対して保険適用上の病名が付け加えられたことなどが影響していると思われます。
それでも、臨床の現場では、随証治療ではない症状に対する治療であっても効果が上がっているので、一概に批判することはできません。
こういった事情を踏まえて、当クリニックでは、近代医学に基づいて急性期疾患や遺伝性疾患などに取り組む一方で、慢性期治療や近代医学の治療で副作用の問題がある患者さんや冷え症やのぼせなどの体質改善へは、漢方などの伝統医学の適用を考慮しています。
この場合、症状への治療以外に随証治療を心掛け、場合によっては鍼灸、マッサージなどの併用や生活習慣改善のアドバイスを行っています。

疲労外来

慢性的に疲労倦怠感に悩まされている人が増えており、慢性疲労症候群という言葉がクローズアップされ、疲労外来などの専門外来も登場していますが、実態は明らかにされていません。当クリニックでは、よく寝ているのに疲れが取れず、眠いだるいという慢性の疲労倦怠感を感じている患者さんたちの特徴に注目して、“眠いだるい病”と名付け治療に取組んでいます。眠くてだるいのに食欲はあるが食べるとさらに眠気だるさがひどくなる、季節や天候によって症状の差が激しく、眠けだるさのひどいときはチョコレートやアイスクリームなどの甘いものを異常に欲しがるなどの症状が見受けられています。発症機序にアレルギー反応が関与しており、気密性の高い住環境によるダニ、カビの繁殖や揮発性有機化が物質などの影響から症状が誘発されていると推測されます。
この “眠いだるい病”は、5月下旬に廣済堂と辰巳出版より、2冊の書籍が同時出版されています。発症機序、原因、治療法などについて詳細な説明がなされており、ご興味のある方には一読をお勧めいたします。
当クリニックでは、“眠いだるい病”と思われる疲労患者さんに対して、予約制により診察治療を行っています。

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